世界にほんの少しの彩りを、

何年経っても色褪せないような、大事な大事な一日にしよう。

『ルビ遊び』の面白さを知ってほしい!


どうも!相変わらずNEWSを褒めることと歌詞考察が好きな筆者です。


先日の「生きろ」のブログの中でこんなことを書いたのですが、

まさか、「0」と書いて「どん底」と読むとは思わなかった。

歌詞を見ないで楽曲を視聴した後、歌詞を見たら驚いたという話なんですが、このあと思ったんですよ。

ルビって奥深いな。と。

そもそも、ルビ、フリガナって基本的に日本語にしかないんです。中国語のピンインとかちょっとフリガナ感あるけどそれくらいかなぁ。そんなルビを使って工夫を凝らした歌詞なわけです。

めっちゃ奥深くない?!

そうでもない?そうでもないか、たぶん盛り上がってるの私だけだな、すまんすまん。
しかし今私はとてつもなくルビ熱がキテるので語らせてください。(ルビ熱とは)

例によって枝毛数えるくらいしかすることないときに読んでくださいね☆

 


【必読】
芸術作品には、受け手の数だけ捉え方、解釈が生まれるものだと思っています。よって、ここから先に書くのは、素敵な芸術作品を、いち受け手が、主観100%でアレコレ言うだけの文章です。
皆様自身の受け取り方、素敵な解釈を崩してしまいたくはないので、あくまで「極めて個人的な解釈である」とご理解いただきまして、この先を読んでいただきたいです。また、自身の解釈や世界観を崩したくないとお考えの方にはUターンをオススメします。申し訳ありませんm(_ _)m

 

 

 

 


↑(いつものやつですね。最近これを書いておけば何言っても許されるやろみたいなとこありますが、例によってこんなに大げさなこと書くほど大したこと言わないっす。笑)

 

 

「0」と書いて「どん底」と読んだように、J-POPにしばしば登場するルビを使って工夫を凝らした歌詞。この工夫に名前ついてるのかな?と調べてみたけど出てこなかったので、ここから先は「ルビ遊び」って呼びます。勝手に。(勝手に)

ルビ遊びの定義としては、『辞書を引いてもその読み方は出てこない』ということにします。言い方悪くすると、無理矢理「そう読むことにします!!!!」って押し切ってるわけです。

このルビ遊び、気にして見てみるとめちゃくちゃ面白いんですよ。なぜなら"作詞者さんの拘り"を感じることができるから。『絶対そうは読まない』のに、わざわざそう読ませるのには必ず訳があって、そう読ませることで何かを伝えたいという意図がある。
そんなルビ遊びに焦点を当てて改めて歌詞を眺めてみたら、何か新しい魅力を発見できるのでは?!ということです。

今回はNEWSの楽曲に限定して調べて、ルビ遊びを探してみました。そのいくつかをピックアップしながらワーワー言うブログです。(生産性のなさがすごい)

結構テンション上がってるんだけど、このテンションなのたぶん私だけだな?!読んでくださってる方とのテンションの差を感じる!!なんとなくだけど!!笑

いやぁ〜皆さんにもルビ遊びの面白さを知ってほしい!!面白さを伝えられるように頑張って書きます!!みんなもテンションあげてね!!(ノリがウザい)


それでは、行ってみよう!!ε ≡≡≡ヘ(*-ω-)ノ

 

 

 

 

 

 

考えてみてパッと浮かぶのは、NEWSのサッカー曲。この前のサッカー曲を褒めるブログで

NEWSのサッカー曲は、"サッカー要素が散りばめられた応援歌"だと思ってもらえるとわかりやすい。

と書いたんだけど。
このサッカー感を強める意図もあり、ルビ遊びが多めに用いられている。

実際に見た方が早い。

 

ONE - for the win-

同じ地球(ほし)に生まれ
かけがえのない 背番号(きずな)背負う

国名を連呼するサビが特徴的なこの曲ですが、そんな様々な文化をもつ国にすむ人々に必ず共通することが、「同じ地球(ほし)に生まれ」たことなわけです。星ではなく、わざわざ地球という単語を入れたかった理由は、星はこの世に沢山あるけれど、地球はこの世に一つしかないからかなぁと。地球って固有名詞ですよね、Theがつくし。The Earth。
どの国どのチームの選手も、そしてあなたも、この世に一つしかない地球という"ほし"に生まれた人だ、ということだ。

そして、背番号をきずなと読むこのエモさよ。すでに語彙が壊れた、エモいってめっちゃ語彙力ないときに出てくる単語だわ。でも超エモい。
同じチームの中でその背番号をつけているのは1人だけ。「1」をつけているのも、「7」をつけているのも、「10」をつけているのも、1人な訳です。そのチーム内でのその番号を背負ってると言える。それぞれが代わりのいないかけがえのない存在だ、というメッセージ。

 

KINGDOM

こじあけていく どんな壁でも
光射す、地図(あす)を描いて

エモい。…またエモいって言っちゃった。おーい私の語彙力どこいったー!
地図(ちず)を描くってつまり未来への道しるべを描くこと。今後自分の前に立ちはだかるであろうどんな壁をもこじあけられる、そんな地図(ちず)を描くことは、明日(あす)を思い信じること。明日(あす)への希望を持つことなのである。
光が射すような、地図(あす)を描こう。

 

果てなくて 嘆いたって
人生(ゲーム)はまだ終わりじゃないんだ

点差がある窮地に追い詰められた状態だったとしても、笛が鳴るまでは試合中。勝てる可能性はゼロじゃない。サッカーの試合(ゲーム)を人生に置き換えることで、サッカー以外にも当てはまる応援歌になるわけです。
人生も同じ。試合終了の笛が鳴るまでは、何があるかわかりません。

 

世界一の絶景(ゆめ)
まだ見ぬ明日へ

サッカーでいう絶景、人生でいう絶景って何だろう。これはきっと人によって違うけど、この歌詞での絶景は『夢が叶った瞬間の景色』かな。自分の夢が叶った瞬間に目の前に広がる景色は、まだ見たことのない素晴らしいものだ、そんな想いが込められているのではないだろうか。

 

SEVEN COLORS(ナナイロノマホウ) それぞれの場所
浮かぶKingdom

これは単純に、「KINGDOM」の歌詞にこれまでのサッカー曲に関するフレーズを入れてるからこそのルビ遊び!
「SEVEN COLORS」をセブンカラーズと読んで歌詞に入れるのではなく、ナナイロノマホウ(七色の魔法)と読ませるエモさ。魔法よ魔法。なんてエモいんだ。

 


どう????ルビ遊び面白くない????どうどう????

 


もうルビの魅力の虜だよって人ー!

 

 

はーい!

 

、、、まだか〜〜まだまだか〜〜
おっしゃ次行ってみよう!!

 

 

 


続いて、先ほど紹介した「ONE - for the win-」の他の箇所を。

心のどこか少年は信じていた
共に泣き笑い許しあえる一つの未来(ばしょ)

共に泣き笑い許しあえる場所が未来にあることを信じる少年。今はなくても、未来には、いつか。

そしてさらに他の楽曲を見ていくと興味深い。

Snow Dance

もう何もいらない
二人の現在(ばしょ)があるなら

Departure

戻りたい過去(ばしょ)など
どこにもないから

たった今二人がいる場所があるのなら、過去も未来も、他に何もいらない。
振りかえってみても、戻りたい場所などない。だから未来に向かって、夢に向かってただただ進むのみ!

未来も現在も過去も、自分にとって大切な『場所』なわけです。楽曲の世界観によって、主人公がどの『場所』を大切にしているか、どの『場所』を大切にしてほしいというメッセージを込めているのか、それが違うだけ。


面白いでしょう?もし日本語にルビというものが無かったら不可能な表現方法。楽曲の世界がより奥深くなるよね、素敵!


連続でもう一つ、先ほど登場した『未来』に別のルビ遊びを施したものを。

 

36℃

答えの無い未来(パズル)のピースのひとつくらいは 
心(ココ)にある気がした


「未来」と書いて「パズル」と読む、これだけで暑苦しく語れる。ので、語ります。←

 

「パズル」は、通常答えがある。隣のピースとぴったりハマる正解は、ひとつ。他のピースは全て間違いである。でも、「未来」と書く「パズル」には、答えがない。

未来は、選択の連続だ。

進路は文系にしようか、理系にしようか。こっちの会社に就職しようか、あっちの会社に就職しようか。夕飯はカレーにしようか、シチューにしようか。
人は人生で、何度選択をするのだろう。選択、つまり分岐点。人生という道の上にはいくつもの分岐点があり、どちらへ進むのかを選択し続けることが、前に進むこと、生きることである。

そして人生においての選択は、答えの正解/不正解が曖昧だ。

理系を選んだ方がやりたいことが出来たかもしれないし、あっちの会社の方が昇給が早かったかもしれない。せっかく作ったのに家族に「今日お昼ご飯がカレーだった」と言われるかもしれない。
選択してみて、「あー、あっちにしとけばよかった」って思う。あっちが正解だったかな、って。

でも、もう片方を選んだ先の未来がどんなだったのかわからないのが人生だ。

理系の勉強をしてみたらあまり興味が持てなくて退屈に思ってしまうかもしれないし、あっちの会社の上司が馬が合わない人かもしれないし、「カレー食べたかったんだよね!」って喜んでもらえるかもしれない。
"かもしれない"の羅列が続くだけで、正解/不正解はわからないままである。

答えがないパズルのピースを選択するというのは、そういうことなのだ。

どうせわからないなら、もう片方の選択肢を思い出してどうこうするより、選んだ方を"正解"にしようと全力でもがくほうが、効率がいい気もする。
ここでの「ピース」は、"選んだ方の選択肢"と同義で、それの「ひとつくらいは」、「心」に、"ココ"にある。


、、、

いやいや、話の逸れ方が尋常じゃない。ルビの話どこ行ったんだって感じですね。気がついたら違うブログに変わってたのかな?って。やべえやべえこの辺で止めよう。

ここで伝えたかったのは、ぜっっっったいにパズルとは読まない『未来』という言葉を、わざわざパズルと読ませる作詞者の拘りハンパないよね、ってことです。

 

ルビ遊びハンパないっしょ?!?!

 

もっとテンポよくポンポンいくことにする。終わらないこれ、みんな飽きちゃう。

 

PON!PON! 紹介していきます!

 

 

NEVERLAND

NEVERLAND(夢)へNavigation
手にした鍵 空に翳せ

エモい。また言っちゃった、ルビ遊びエモすぎる。やばくないっすか??NEVERLANDは夢なんですよ。夢の国。
あーーーNEVERLAND行きてええええ(定期)

 

QUARTETTO

重ね合う この想い
星になり奏でる四重奏(メロディライン)

QUARTETTOがそもそも四重奏という意味なわけだけど、それをカルテットではなくメロディラインと読ませるのがいいよね、好き。4人の想いが重なり合い、奏でるメロディ。QUARTETTO全体のテーマを示すステキなルビ遊びです。

 

ミステリア

地下室(ジブン)の 奥の方に
潜む 狂気の化身か

この中二病感ね。
付き纏ってくるモンスターが、自分の奥に潜む狂気の化身。そんな自分を地下室と表現するのよ?!歌詞の頭から終わりまで中二感がすごい。自分が地下室…………ヤッベェな。(語彙力はどこへ)

 

恋する惑星

男女(ぼくら)には消せやしない Why not
記憶(メモリー)がある?

男女をぼくらと読むのが面白いなぁ〜と!
↑これは2番なんだけど、同じ楽曲の1番に

僕らはまるで
異なる惑星(ほし)から
舞い降りたように

って、普通に「僕ら」と書いている箇所があるんですよ。つまり、2番で男の子と女の子の関係性を書いていると改めて強調しているわけです。サビに「恋する Mars & Venus」とありますしね!男の子と女の子のかわいい恋模様のお話だよ♡

 

TRAVeLiNG

五番街のジュエリーショップ
青リンゴを片手に
弄ぶキミを夢(み)たよ

歌詞を見てみたら「夢に見たよ」ってことだと一発でわかりますが、歌詞見ないで耳だけで聴いたら主人公が実際に「キミを見た」ように聞こえますよね。つまりあれです、歌詞を見てびっくりまさかの「夢オチかーい!!」ってこと。笑

 

バタフライ

瞳をそっと閉じて
あなたをずっと探すよ
わたしの心(そら)を舞う蝶

あなた=蝶と読み取れるので、わたしの心の中(空)を舞うのは、瞳を閉じないと出会えない距離にいるあなた(蝶)。わたしの中にしか存在しない蝶(あなた)は、わたしの中にある空(心)でしか舞えないわけだ。
切ねええええー!!ルビ遊びひとつでここまで切ないとは、、、

 

星の旅人たち

遥かな宇宙(そら)にきらめく星
幾千のその一粒に
僕らだけの星(きぼう)がある
探しに行こう

星を希望と読む。直前の星はほしと読むのに。
星は、文字通り星の数ほどあって、遠くから見ているだけだとすべて同じように見えてしまうけれど、よーく探してみると僕らだけの星、僕らだけの希望がある。その星を、その希望を探しだせるのは、僕らだけだ。

何億光年 ゆらめく星
幾千のその一粒に
僕らだけの星(ゆめ)がある
叶えに行こう

星を今度は夢と読む。直前の星はほしと読むのに。
星は、文字通り星の数ほどあって、遠くから見ているだけだとすべて同じように見えてしまうけれど、よーく探してみると僕らだけの星、僕らだけの夢がある。その星を、その夢を叶えられるのは、僕らだけだ。


1番と2番の対応した箇所で、同じ漢字なのに、違う読み方をさせる。「星の旅人たち」のこの部分の歌詞は、ルビ遊びの真骨頂!という感じがして、とても好きです。

 

愛言葉

そのありったけ くれた愛だけ
強くなれたから
ここまで 来たよ だから 君へ
全力で愛(かえ)すよ

NEWS結成10周年の記念として作られたこの楽曲は、自分が歌う歌詞を自分で作詞しているので、この箇所の作詞者は、慶ちゃんです。

「君が僕にくれたありったけ愛をお返しする方法として僕が選んだのは、『君を全力で愛すること』だよ」

私が今まで出会ってきたルビ遊びの中で、一番好きなものがこれです。慶ちゃん自身が考えて書いたと思うと、愛おしくてたまらない。


『NEWS 15th Anniversary LIVE 2018』まで、残り1ヶ月を切ったね。私たちは全力でお祝いするので、NEWSも全力で愛(かえ)してね!!NEWSなら全力で愛(かえ)してくれるって知ってるから、こちらからも全力でお祝いするよ!!

アニバーサリーイヤーも気がつけば半年以上経ってるので、ライブでだけでなくいろんな場面で、いつも以上にデレデレしながら愛を叫ばせていただきます!!何度も何度も、全力で「おめでとう」って言うね!!

NEWSへ、たくさんの「おめでとう」と「ありがとう」を。

ステキな15周年になりますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、、

 

 

 

 

?!

 

?!?!

 

 

 

いやいや、めっちゃいい感じで締めちゃったけど、ルビ遊びブログだったわこれ。←
ルビ遊びに関しての話をちっとも締めてなかった。←


ルビ遊びどうでしたか〜〜??

楽しんでいただけたでしょうか?


ルビ遊びに改めて焦点を当ててみることで、何か新しい魅力を発見できれば!いう意図で書き始めたブログなので、みなさんが何か新しい発見をできていれば嬉しいです!

ルビ遊びの面白さが伝わってればいいなぁ〜〜!!


当初の予定よりだいぶ長くなってしまったのですが、長々お付き合いいただき、本当にありがとうございました!