世界にほんの少しの彩りを、

何年経っても色褪せないような、大事な大事な一日にしよう。

増田さんが4年かけてメンバーカラーの衣装を作っていた話。

お題「NEWS15周年コンサート "Strawberry" memories」


「15th Anniversary LIVE 2018 Strawberry」2daysお疲れ様でした!

湿っぽくないお祝いモード全開の野外ライブで、NEWSの15周年を全力で祝うNEWSをNEWSファンとして全力で祝ってきました。

さて。
セトリ順に全曲感想を綴るのもいいのですが、何度も増田さん×衣装の話をブログに書く、スタイリスト:Takahisa Masudaが大好きな身として書きたいことがあるので、とりあえずそれについてだけ深く書きたいと思います。

相変わらずゴリゴリに主観が混じったブログになると思いますので、ご理解よろしくお願いします……!

 

 

 

 

 

 


ライブの流れで言うと、MC後の後半戦。MC明けはテゴマスの「青いベンチ」から始まり、歌い終わってはけた後にある映像が流れ始める。

衣装の打ち合わせをする増田さんの上に表示された文字は「NEWS LIVE COSTUME」。増田さんが衣装作りへの思い、メンバー3人が増田さんが衣装を作ることへの思いを語っている映像だった。

増田さんの好きなところ、尊敬しているところのひとつに"ブレないところ"というのがあるのだけれど、「コンサートでメンバーが着て、テンションが上がることが大事(超ニュアンス)という言葉が出てきて、以前の『装苑』での言葉を思い出した。

「僕らにとって衣装は、着るだけで曲の世界に一瞬で連れて行ってくれるもの。コンサートならそのステージに立つ自分自身にパワーが生まれ、エネルギーやオーラのようなものを強く出してくれる。だからこそ、パフォーマンスはより華やかに、力強く、きれいなものになるんだと思います。
そう考えると、メンバーが気に入ってくれることがいちばん大事なのかもしれませんね。」
―『装苑』2017 9月号「増田貴久が手がけるNEWSの衣装」

本当に、増田さんは"ブレない"人だなぁと思う。自分の芯が揺るがない。これってとても難しいことだと思っているので、本当に尊敬している。


映像で続いて表示されたのは「メンバーカラーの衣装について」の文字。

以前、私と同じ増田担の方と、増田さんがメンバーカラーの衣装を作らないことについてお話したことがあった。増田さんの頭の中には、無限の可能性を秘めた宇宙のような世界が広がっているのだろうと思っているので、増田さんがなぜメンバーカラーの衣装を作らないのかなんて凡人の私にわかりっこないんだけど。
「メンバーカラーに頼らず、メンバーそれぞれの個性を表現することで差異をつけたいのかな」とか、「あんまりメンバーカラー似合わないって思っているのかな」とか、「そもそも"メンバーカラー"というものが嫌いなのかな」とか思っていた。(でも以前増田さんが担当したHey!Say!JUMPの衣装がゴリゴリメンバーカラーだったので、"メンバーカラー"が嫌いなわけじゃないんだなぁとは思ったんだけど)

映像でのメンバーからのコメントでは、加藤「まっすーの衣装って4人並ぶからいい」手越「一番メンバーカラーを意識していないのが増田貴久だと思う」小山「固定化を避けているんじゃないかな」と。そうだよね、私もそんな気がする、と思って聞いていた。

 

そうしたら。そうしたらだ。

増田「4つ前のコンサートから、この日のために考えていたことがあるんです。」

 

このコメントを聞いたとき全身に鳥肌が立ったあの感覚は、忘れないと思う。

メインステージに現れたのは、「見たことのある」衣装を着た4人だった。
Whiteのピンクのフード衣装を着た手越くん。QUARTETTOの蛍光黄色の衣装を着た増田さん。NEVERLANDの迷彩のカーキ緑の衣装を着たシゲ。EPCOTIAのオープニングの紫コートの衣装を着た慶ちゃん。
その意図を理解した瞬間、「ずるいずるいずるいずるいそんなの聞いてないよずるいよ増田さん」って思いながら涙が溢れた。純粋な『感動』の涙だったと思う。泣き崩れそうになったけれど、この景色を目に焼き付けねばと思って必死に踏ん張った。


4年という長い年月をかけた、スタイリスト:Takahisa Masudaの超大作だった。
NEWSの未来を誰よりも信じていたのは、NEWSの未来を誰よりも信じたかったのは、他でもない増田さんだったんじゃないかなと思ったら、さらに涙が溢れてきて止まらなかった。15周年の記念ライブで超大作のメンバーカラー衣装を着た4人が舞台上に並んでいる姿を、いつから思い描いていたの?増田さんが何年間も思い描いてきたその夢が実現した瞬間の景色を見たとき、この景色を客席の視点から増田さんに見せてあげたいなと思った。「増田さんにこの増田さんの姿、このNEWSの姿を見せてあげたい」なんて不思議なこと今まで思ったことなかったけれど、初めて思った。

そしてさらに不思議なことに、メインステージに並ぶ4人を見たときに、「現在の4人が当時の衣装を着て立っている」というより、「当時の4人が当時の衣装を着て立っている」ように見えた。端的に言うと、『時空が歪んでいる』ように感じたのだ。ついさっきまで2018年の手越くんだったのに、Whiteの衣装を着て出てきた瞬間、2015年の手越くんがいるように見えた。

「お客さんがコンサートの帰り道に、あるいは何年か後に、ステージ上のNEWSを思い起こした時に頭に浮かぶ僕らは、きっと何かの衣装を着ていると思うんです。だから、NEWSの記憶として残るその景色と、そこに在る僕たちの姿に責任を持ちたいんです。」
―『装苑』2017 9月号「増田貴久が手がけるNEWSの衣装」

増田さんのこの言葉が大好きなんだけど、これが私の頭の中で起きた。
ピンクのフード衣装を着た手越くんを見たらWhiteのコンサートが頭に浮かんだし、蛍光黄色の衣装を着た増田さんを見たらQUARTETTOのコンサートが頭に浮かんだし、迷彩のカーキ緑の衣装を着たシゲを見たらNEVERLANDのコンサートが頭に浮かんだし、紫コートの衣装を着た慶ちゃんを見たらEPCOTIAのコンサートが頭に浮かんだのだ。
衣装が持つ力の強さを感じた。これはNEVERLAND展のときも感じたのだが、それ以上だった。こんなにも、衣装を見るだけでそのコンサートの様子が思い浮かぶなんて驚いた。


話は少し変わるが、EPCOTIAのコンサートにおいて『時空が歪む』という演出があった。宇宙旅行がテーマのコンサートだったのだが、ワープ中に時空の歪みが発生してしまい、過去のコンサートにワープしてしまうというものであった。基本的にそのアルバムをひっさげたツアーでしか披露されない各アルバムの1曲目、全体のテーマ曲をメドレーで披露するというもので、もうコンサートで見ることはできないと思っていた楽曲の登場に会場が盛り上がる、コンサート後半の目玉と言ってもいい演出だった。そこでワープした先が、Whiteから始まり、QUARTETTO、NEVERLAND、そしてEPCOTIAだったのである。

4つのコンサートの4種類の衣装で登場するという壮大な伏線回収を行った増田さんを思うと、このEPCOTIAの演出も伏線だったのか!?と思ってしまう。


あともうひとつ。個人的に、その衣装を着ている4人を見たときに「一番似合ってるなぁ」と思っていた人が、それぞれ今回該当していたことに感動した。これは完全に私個人の感覚なんだけどね。
色ってものすごく幅があって、例えば一言に「青」と言っても種類が大量にある。普通にメンバーカラーの衣装を作ろうとしたら、パステル系統ならパステル系統で、蛍光色なら蛍光色で、原色に近い色味ならその色味で統一した方が、全員並んで見たときに揃って見えるだろうと、凡人の私は考えてしまう。

「衣装をデザインする時はいつも、僕のフィルターを通して、メンバーが一番かっこよく見えるのはどんなのだろうって考える。メンバーに似合うことが大前提だから、同じテーマでもほかの人に作ったらきっと違うものになるんだろうな。」
―『装苑』2018 9月号「MFBB 増田貴久 Costume Special EPCOTIA」

手越くんにはビビットピンク、増田さんには蛍光黄色、シゲにはカーキ系統の緑、慶ちゃんには深みのある濃い紫色。メンバーが一番かっこよく見えるものを考えるという増田さんが、メンバーに似合うと思ったメンバーカラーを使っているのだろうなぁと、ド素人目線だけれど思った。
綺麗なビビットピンクのファーパーカーを着て桜吹雪舞う中歌う手越くんは美しかったし、赤髪とのコントラストが映えていた蛍光黄色の衣装の独特な形は増田さんによく似合っていたし、カーキ緑のスパングル衣装のフードを被って現れたシゲはとってもカッコよかったし、口元の隠れる濃い紫色の丈の長いコートは慶ちゃんのスタイルの良さが引き立っていて一番着こなしているなと思っていた。それぞれのコンサートでの4人の当時の姿を思い出し、計算しつくされた衣装だなと、増田さんのすごさを思い知った。

 

そして、そんな「見たことのある」メンバーカラーの衣装を纏った4人が姿を現す中で流れ始めたイントロが、6人時代にメンバー全員で作詞した楽曲、『Share』だった。

実は、私は『Share』を生で聴いたことがなかった。(美恋魂より後にファンになったので) 今回は15周年記念のコンサートということで、歌うだろうなぁとは思っていて。私が聴いてもいいのかなという思いもありつつ、でも聴いたら泣くんだろうなと思っていた。

 

それが、まさかこんな演出だなんて。

こんなこと、誰が想像してた?

 

増田さんが初めて作ったメンバーカラー4色の衣装を着たNEWSが、この4色に赤と青を足した6色のライトに包まれて『Share』の大サビを歌う姿は、あまりにも衝撃的だった。左のモニターの上から差していたライトはテゴマスカラー、右のモニターの上から差していたライトはコヤシゲカラー。そして、4人が並ぶメインモニターの上から差していたのが、赤と青、山Pと錦戸くんの色をしたライトだった。

胸がいっぱいになった。

『Share』を作ったときのメンバーカラーの下、4人になって最初のコンサート「美しい恋にするよ」でこの楽曲を歌っている当時の映像を背に、今の4人が歌唱している姿を見て、うまく言葉にできないけれど、ただただ胸がいっぱいになったのである。

映像の中の4人は涙を浮かべていて舞台上でお互いを必死に支え合っているように見えたが、その前で歌唱する4人はそれぞれが頼もしくどっしりと構えていた。曲の最後、当時の4人と同じように肩を組む4人は、全員揃って眩しい笑顔だった。

 

「NEWSも、コンサートも、音楽を中心に、いろんなものや人がつながってできていくもの。衣装も同じように、今まで作ったものをアップグレードしながら継続したいし、意味をもってつなげていきたいと思います。だからいつか、今まで作った衣装をリメイクで再構築して、未来のNEWSのための衣装を作ってみたいなとも思っているんです。」
―『装苑』2017 9月号「増田貴久が手がけるNEWSの衣装」

4年かけて増田さんが作り上げた4種類の衣装が、"メンバーカラー"という意味をもってつながり、新たなNEWSのための衣装となったこの日に、NEWSのファンでいられてよかった。

 

この日までNEWSを応援させてくれてありがとう。
この日までNEWSの未来を信じてくれてありがとう。

 

この日まで、NEWSの増田貴久でいてくれてありがとう。