ポップなウイルスに感染してきました。
どうも!
先日、ジャニーズではないあるアーティストさんのコンサートに行きました。今回はそのお話。
それは、星野源さんです。2月28日の東京ドーム公演にお邪魔させていただきました。
ここから先、"星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』"のネタバレを盛大に含みます。ネタバレしかない。東京は4ヶ所目で、まだ福岡公演が残っておりますので、これからコンサートに足を運ばれる方などコンサートの演出を知りたくないという方は、申し訳ないのですがUターンをお願いします。
あと、こんないちジャニオタのブログに辿り着くことは多分ないと思いますが、ヒョイッと参戦した新参者の話を書くので、星野源さんのファンの方が不快に思われたらすみません………ムカつくなこいつと思ったらそっとブログ閉じてください………
万が一星野源さんのファンの方がこのブログにたどり着いたときのために自己紹介を。筆者、普段はジャニーズのNEWSというグループを応援している者です。怪しい者ではありません(?)
そして、単なる思い出日記みたいな感じになりそうだから、あんまり読んでも面白くないかもよ!!!しかもだらだら長くなりそうな予感!!!みなさん、枝毛を数えるしかすることがないような暇な時に読んでね!!!
おっしゃ!!!言ったからね!!!張る予防線は張ったからね!!!何書いても怒らないでね!!!笑
どうも。ブログを最後まで書き終えた筆者です。聞いてください、書き終わったら10000字になりました。インタビューかよ。長すぎる。マジで長い。向こう15分くらい暇な時に読んでください(切実)
ではでは。
まずは、なんで私が星野源さんのコンサートに行くことになったのかという話から。
それは、弟の付き添いです。
シンプルかつなんとも反応に困る理由。
私の弟が少し前に星野源さんのファンになりまして。名義とか身分証明とかなんとか云々で、一緒にコンサートに行くことになりました。(雑かよ)
"付き添い"ということからわかるように、コンサート行く前の段階では、私はそこまで熱心なファンではなかったのです。(これを読んでる星野源さんのファンの方がいたらごめんなさいめっちゃごめんなさい)
かといって、楽曲を知らない状態で行くのは嫌だしもったいないよなと思い、弟や先に入った友達に「これは聞いとけ」って楽曲を教えてもらって、自分なりに聴き込んでから行きました。アルバム『POP VIRUS』と、その前のアルバム、あと最近のシングルのカップリングを集めたフォルダ作ってリピート。『WORLDISTA』(2月に発売されたNEWSの最新アルバム)と交互に聴いてたから耳パニーックだったけど。笑
あ、言いそびれてたんですが、弟も星野源さんのコンサートは初めてでした。もっと言うと、"人生でコンサートという空間に行ったことがなかった"男でございます。東京ドームも含めコンサートには何度も行ったことがあるジャニオタな姉と、星野源さんのことが好きな初コンサートの弟。不安がすごい組み合わせである。笑
コンサート前の前提の話はこれくらいでいいや、本編に行こう。
今回は、LINEチケットで当選したチケットでした。人生初のLINEチケットだったからちょっとドキドキしたけど、入場はめちゃくちゃスムーズでした。よかったよかった。
LINEチケットは前日に配布されるので前日の段階で席がなんとなくわかります。なのでもう入場する前から知ってました。
めっちゃ天井席であることを。
知ってたんだけど、いざ向かってみるとまあ登る登る。笑 東京ドームに行ったことがある方ならわかるかな、2階スタンドの後ろから数えて10列以内くらい。スタンドトロッコよりもっと上って言うとわかりやすいかな。(※星野源さんはスタトロには乗りませんw)
ジャニオタが染み付いた姉と人生で初めてコンサートという場に足を踏み入れた弟。席に着いた途端それぞれがキョロキョロします。
姉「(ステージがめっちゃシンプル………一枚布がかかってるだけ………シンプルの極みだ………)」
弟「こうなってんだ!!なんかコンサートっぽい!!すごい!!」
姉「そだねぇ…(あ、バクステがある………こっち来るかなぁ)」←バクステ側の席でした
初めてのコンサートという空間にソワソワが収まらない弟なんかかわいいな…と思いつつ、私もジャニーズ以外のコンサートは初めてなのでソワソワ。2人でフライドポテトを貪りつつソワソワ。ソワソワソワソワ。
そんなこんなで定刻になり、開演してからぶっ通しで3時間行なわれることになる素敵なコンサートの幕が上がりました。
「どうも〜〜!!!星野源でーす!!!」
ここからは、普段はジャニーズのコンサートばかりに行っているジャニオタな筆者目線で、新鮮で驚いたこと、面白かったこと楽しかったこと、感動したことなどをグダグダ綴っていきますね。(加速する思い出日記感)
まず、ステージセットと演出!
さっきもちょっと書いたけど、星野源さんのステージはめっちゃシンプル。(個人の感想です)
メインステージの後ろに大きなスクリーンが3枚とその横にサイドの人たち用の一回り小さいスクリーンが2枚。基本的には星野源さん本人とバンドさんのアップがエフェクトなしで映ります。歌詞等の文字は特に出ない。
バンドさんがバックについているのでなんとなくバンドセットも含めてステージ、みたいな感じがして素敵だなぁと思いました。たくさん特効が出たり吊り物が電飾で光ったりレーザーバンバン出したりしてなくても、十分キラキラしていた。
でも銀テ金テはあるのよ!!おおよく馴染んだ演出が!!って感じ!!何回かキラキラ紙吹雪もあって、とても綺麗でした。
そして、中盤で、客席のど真ん中で歌うというビックリな演出。本人曰く消防法の関係で立って歌える場所が限られていて、東京ドームの客席で唯一ここでだけは歌えた!らしく、バクステの延長線上の1階スタンドあたり?での歌唱がありました。(めっちゃ残念なことにその上の2階スタンドにいた私からはこれっぽっちも星野源さんの姿を拝めなかった…空気は感じたよ!笑)
コンサート後半でこの演出箇所について振り返って語った言葉が印象的でした。少し意訳なニュアンスでの説明になってしまうけれど。
この演出で歌ったのが「ばらばら」という楽曲でした。弾き語りでした。これは、2010年に星野源さんがデビューして出した1stアルバム『ばかのうた』の1曲目に収録されたものだそうです。(楽曲は知っていたし聴いたこともありましたが1曲目だとは知らなかった…!)
「この曲を部屋で一人で作っていたときの感覚と、さっき客席で弾き語りをしたときの感覚が似ているんです。でも、曲を作ったときは一人だったけど、さっきは周りに5万人のお客さんの安心感があった。すごく幸せです。(めっっっっちゃニュアンス)」
私は詳しくないけれど、一人でドームを埋められるようになるまでにたくさんいろんなことがあったのだなと想像できる、強くて重い言葉でした。
世界は ひとつじゃない
ああそのまま ばらばらのまま
世界は ひとつになれない
そのまま どこかにいこう
辛くて苦しくてどうしようもなくなるような歌詞の楽曲を、ギター一本で、客席に向かって伸びるスポットライトを浴びながら歌う姿は、存在感があって震えた。(直接見えなかったから画面越しだけどね←)
そしてそのままの流れでバックステージでの歌唱へと進んでいきます。
バクステがあるのは把握していたけど、まさかメンステのバンドをわざわざバクステで組み直してまでがっつり歌ってくださるとは思ってなかったのでビックリしました。メンステではバンドバックに!という感じだったけど、バクステは丸い形をしていたのでバンドも内向きの円になった配置。星野源さんも真ん中ではなくその円の一部として並ぶ立ち位置でした。
この状態でちょっとMCというかバンドの皆さんも交えたお喋りをするんだけど。それがどんな感じだったのかを一言で表すと、
ここは都内某所のスタジオか。
って感じです。←
何言ってるかわかんないっしょ?でもね、マジでこれなんすよ。もう少し長く言うと、
おーい、気づいてますかー?そこ、東京ドームのバクステですよー!周りに5万人いるよー!カメラ回ってますよー!我々のこと見えてるー?
って感じです。←←
いい加減にしろよって?いやいやマジでこれなんすよ。ほんとに。
初見だった私でもわかる、みんなめっちゃ仲良しやん。みんな絶対いい人やん。みたいな。
あれ?今はレコーディングの合間の休憩時間かな?って空気感でお喋りしてるんです。散々お喋りしていざ始めようとしたらキーボードさんが全然違う曲(他のアーティストさんの曲w)のイントロを弾き始めてみんなでずっこけたりとかしてね。ほのぼのしててかわいかった。笑
そして、バクステでやった楽曲のひとつに「プリン」という楽曲があるんですが。この楽曲、なんと合法的に曲中でお喋りできるんですよ。読んでる方はこの曲を知らない人が大半だと思うので少しだけ説明すると。この曲は、プリンを食べたいけど、太るかもしれないから我慢している人の歌です。
瞳に 瞳に 欲望の色づく
冷えた体の中身ほど 心は揺れてBaby
With Out
With Out You 君の身が
扉を開けて
With Out
With Out You 君の身が
扉を閉めて
明日はせめて口づけをして
冷蔵庫を開けたり閉めたりw かわいいw
2分くらいの短めの曲の途中で音がパタリと止まって急に寸劇が始まったから、初めて音源聴いたとき!?!?ってなった。笑 その寸劇はベースの方とのもので、左右のイヤホンから交互に「えっ」『…えっ』「いや、ベース弾いて」『ああ、』みたいな声が。いやいやわたしゃ都内某所のレコーディングスタジオにいるんかいっつって。
んでなんとなく、「あーここはコンサートで絶対ふざけるんだろうなw」って思ったら案の定だったwww
星野源さんのファンの方にお聞きしたいんですが、最年長のドラムさんはボケ担当なんですか…?笑
いざ「プリン」を歌い始めて1分と少しで音が止まりまして。これはベースの方が再びベースを弾き始めるまで永遠に再開しないんですが、もう明日の朝まで再開しないんじゃねーかってくらいダラダラし始めて、なんと星野源さんなんか仰向けで寝そべり始めてww いやいやそこ東京ドームのバクステですよっつってww
したらそのあといきなりドラムの方がドラム叩き始めたんですよ。確かに「プリン」が始まるときに「いつも喋りすぎちゃうから、今日はしゃべり過ぎないようにタイマー持ってきた!」って言ってモニターにタイマーを映し出してたけども!!でもこれベースで再開だから!ってww たまらず星野源さんが床に倒れこむように笑い転げはじめる始末ww みんなかわいいかよww (曲前に「タイマー持ってきた!」というドラムの方に「うるさい!今のところあなたが一番喋ってるからね!笑」って返す星野源さんかわいかった…ww)
仰向けに寝そべってることにバンドメンバーさんからやいやい言われたときの星野源さんの返事、「いーじゃん。ドームで脱力したいじゃん。」がかわいかったです。そのあと「景色はどう?」と聞かれて寝そべったまま「真っ暗!」って言ったのがさらにかわいかったです。わがままやりたいほーだいな38歳児。笑 (さっきから星野源さんがかわいいとしか言っていないんだけど、バンドの皆さんと絡む星野源さんほんとーうにずーっとかわいかった。ジャニオタ、メンバーと絡んで楽しそうな人見るの大好き。平和な世界最高。)
「プリン」終わったあとは反省会が始まったんだけど、その時に星野源さんがしみじみと言った「あーあ。ばかな人しかいないよ」は少しグッとくるものがありました。信頼ってすごいなあと。「(ドームで)こんなことできるの俺しかいないよ!俺たちくらいだよ!」なんて言えちゃうの信頼と愛だよなぁ。しみじみ。
そしてその次の曲はしっとりめの曲だったんですが、ギターさんかな?が「このあと行きにくいね(笑)」って言ったのに対して「いや、大丈夫」と言い切り、水を飲んだ後すぐに次の楽曲の世界観にドーム全体を引き込んだ星野源さんは、本当にプロだった。星野源さんがドームツアーをするほどのアーティストである理由を、目の前で見た気がしました。
、、、ふう。
皆さん飽きてきてませんか…?
このテンションのまままだまだ続きますが大丈夫ですか…?笑
思い出日記に付き合うのに飽きたらいつでもブログ閉じていいからね。笑
今度はセットリストの話をしたい。したいので勝手にします。笑
普段ジャニーズのコンサートにばかり行っている私が星野源さんのコンサートにお邪魔して、始まって少し経ってそういえば、と驚いたこと。
セットリスト全曲、作詞作曲:星野源なんだ。
………当たり前だろって思った?だよね、私もそう思う。そうなんだけどね。私的には新鮮に驚いたんですよ。
デフォルトジャニオタな私が普段聴いている楽曲は、いろんな作詞家さん作曲家さん編曲家さんが制作した楽曲が多くて、歌唱してる本人が作詞作曲してる楽曲の割合は高くないんですよ。周年記念の楽曲やソロ曲などなど、アイドル本人が楽曲制作に関わってることもしばしばあるんだけど。
セトリの最初から最後までが本人作詞作曲の楽曲のみで構成されているコンサートに行ったのは、初めてだったんです。
これって、すごくない…?
アルバムやコンサートがコンセプチュアルになればなるほど物語性が強くなるよなと思っていて。近年のNEWSのアルバムやコンサートはコンセプチュアルの塊みたいな作品なので、とても物語性が強い。
今回の星野源さんのアルバムやコンサートも、全体を通して一貫したメッセージ性があった。そして、コンサートを通して表現される物語。
その物語を構成するセットリストすべての楽曲が、星野源から生まれた言葉、星野源から生まれた音なんですよ。
これって、すごくない…?
、、、ごめんごめん急に熱量がすごくなってしまった完全に皆さんを置いていってしまったしほとんどの人にとっては当たり前であろうことを長々と語ってしまったごめん引かないで。私的には衝撃であったということは伝わったかな。笑
星野源から生まれた言葉と音が紡いでいく物語。セットリストが、本当に素晴らしかったんです。
セットリスト2曲目で、アルバム表題曲でもある「Pop Virus」。
音の中で 君を探してる
霧の中で 朽ち果てても彷徨う
闇の中で 君を愛してる
刻む 一拍の永遠を
先が見えず彷徨いながらも音を紡ぎ楽曲を作る彼が、闇の中から優しく手を伸ばしてくれるような。そんな歌声から始まります。「刻む 一拍の永遠を」から始まるコンサート、美しくないですか…?美しいですよね。(一人C&R)
そのあと、先述の「ばらばら」や「プリン」を経て迎えた最後の見せ場が、「アイデア」でした。
「今できる全てを詰め込んだ楽曲。発表したあとの反応が良くて、安心してこの曲をもとにアルバムを制作することにした。(めっっっちゃニュアンス)」と語ってからの歌唱で、私はすでにこの話と「アイデア」のイントロだけで涙目でした。
つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
「雨の音で歌を歌おう」。憂鬱な日だって、アイデア次第でいくらでも素敵な時間になる。遊び心のこもった優しく温かい詞が、星野源さんらしいなと思う。「生活のメロディ」「鶏の歌声」「咲いた花が弾く雨音」と、音楽の要素を感じる言葉が並ぶこの曲は、「今できるすべてを詰め込んだ」という星野源さんの音楽に懸ける想いが響いていて、だからこそ聴いた人の胸を打つんだろうなと、誰だお前って感じだけど思いました。
2番が終わって大サビ前の弾き語りパートを歌うためにセンステへ移動。落とされた照明とまっすぐ伸びるスポットライトだけで構成された空間の真ん中で響く
闇の中から歌が聞こえた
あなたの胸から
刻む鼓動は一つの歌だ
胸に手を置けば
そこで鳴ってる
星野源さんの音楽観が全て詰まっているかのような、力強い歌声に震えた。
、、、、と感動してドバドバ泣いていてふと顔を上げたら、ギターを置いた星野源さんがセグウェイに乗り込んでスムーズにメンステに戻っていく後姿が見えたときの私の気持ち…!情緒…!
シュールか…!笑(引用画像もシュールw)
無事にメンステに着いた星野源さん「………これだけなんだけどね。」と言いながらスンッとセグウェイを降りる。憂鬱なステージ移動だってアイデア次第でいくらでもユニークになるってか!かわいいかよ!!!!笑
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け
「刻む鼓動は一つの歌だ」というならば、これはつづく日々を必死に生き、鼓動を刻むことで歌を奏でるすべての人へのメッセージなのだろう。やっぱり星野源は、ズルいくらい包容力のある人だ。
本編ラストの曲は「Family Song」。
あなたは 何処でも行ける
あなたは 何にでもなれる
微笑みが
一日でも多く
側にありますように
涙の味は
次のあなたへの
橋になりますように
遠い場所も繋がっているよ
こんなにも美しい物語の終わり方あるのか…というほどに好きです。コンサートの最後に「遠い場所も繋がっているよ」と言ってくれる優しさ。大きい箱を埋め尽くす人々をみんなまとめて包み込むような、星野源さん独特の空気感が感じられて素敵だなあと。最後の歌詞の後「Na na na…」と歌が続くんですがここで星野源さんが「一緒に歌って!」って言ったんですよ。会場に響き渡る歌声、素敵でした。
あ、そうそう。本編ラスト曲の手前で少しだけお話があったんですが、
源「次が最後の曲です!」
客「えーー!!!!」
源「大丈夫!まだアンコールがあるよ!」
って言ったのめっちゃ驚いたし笑った。まさかの事前申告型アンコール。
源「星野源のコンサート初めての人―!」
私「はーい!!」
源「星野源のコンサートではアンコールがあることを先に言います!ドヤァ」
本編が終わった後にお客さんが「セッティングとかしてるしどうせアンコール出てくるんでしょ?」って感じの強制っぽい空気が好きじゃないそうです。笑 「捌けて最初の1.2分はバンドのセット組み替えたりしてるから少し経ってから手拍子してくれればいいからね!」「皆さん堂々と演技してください!」って。かわいい。笑
源「なんと今回はアンコール3曲もあります!」
客「きゃー!!」
源「(きゃー!って言ってくれたことに嬉しそうで満足げな顔)」
そして宣言通りアンコールへ。
アンコールが、ANNを一緒にやっている方?のナレーションから始まったのも面白かった。ニセ明さんが本当に偽物で星野源さんと共演したのとかなんかもうパニックだったよね。笑(ニセってなんやねん何言ってるかわからないぞという人いると思うんですけど、安心してください。私もよくわかってないので大丈夫です。笑)
お着換え&移動タイムに様々な芸人さんの映像が流れたり、アンコールにいろんな人が出てきたりと、とにかくいろんな人に愛されてるんだなあということが感じられました。こんなに包容力のある人が愛されないわけないもんなあとしみじみ。
源「これが本当に最後の曲です」
客「えーーー!!!」
源「しょうがない、」
ちょっと涙目になっていた星野源さんが、愛おしいなあと思いました。
そして、本当の本当に最後の一曲は「Hello Song」。
何処の誰か知らないが
出会う前の君に捧ぐ
から始まるこの曲。この曲で締めるのが、始まりを感じられる終わり方だなあと思って、やっぱり何度考えても素敵なセットリストだなあと。サビの歌詞の「Hello Hello」というところ、お客さんみんなも一緒に言うんですよ。お互いに「Hello Hello」と言い合う空間が最高に平和でした。ぴーすふる。
いつかあなたに いつかあなたに
出会う未来 Hello Hello
いつかあの日を いつかあの日を
超える未来 Hello Hello
笑顔で会いましょう
本当の本当の本当に最後のフレーズが「笑顔で会いましょう」なんですよ……最高じゃないですか……?星野源が紡ぐ、コンサートという名の物語の締めくくりとして、これほど美しいものがあるのか…というくらいに綺麗な終わり方でした。
歌い終わって最後捌けるとき、名残惜しそうに少しずつ舞台裏へ近づいていく星野源さんが、手で照明を遮りながら「この景色を目に焼き付けよう」とつぶやき、5万人が東京ドームを埋め尽くす景色を嬉しそうに愛おしそうに涙目でしばらく眺めていたのが素敵だなあと思った。優しい空間だった。
そして、最後のほうのナレーションで語られた「風景を音に。感覚を音に。」という言葉が胸に刺さりました。「平成の終わりに、星野源の音楽で日本中を感染させよう!(ニュアンス)」という意味を込めて、今回のアルバム&ツアーは「POP VIRUS」と名付けられたそうです。日本のポップス界を支えていく男だな~~!!と、誰やねんお前って感じだけど思いました。カッコよすぎるだろ。
最後にもう一つ、驚いたことを。
お客さんが本当に『老若男女』だったんです。普段女性が多いコンサートにばかり行っているから驚いたというのもあるかもしれないけど、それでもやっぱり、男女も年齢も関係なく様々な人たちが集まっているなという印象を受けました。私たちの隣は夫婦だったし、反対の隣は母娘の親子だったし、後ろには私くらいの女の子二人組がいて、少し前にはスーツ姿のお兄さんがいました。
全ての人たちが「星野源のコンサートを見る」という共通の目的をもって、平日の夜に集まる。さまざまな人々を集める力を持つ星野源さんは本当にすごいなと思うし、それだけですごいのにさらにその人々を一人残らずみんな包み込んでしまう包容力があって、これまた素敵だなと思う。
そんなすごい人だから多少驕った態度をとってもいいのに、当の本人は自らの力で集めた5万人に見守られながらセンステにちゃぶ台持ち込んでトランプのスピードを始めちゃうあたり、この人がたくさんの人に愛されてるのわかる~!となりました。(アンコールでのバンドメンバー&ダンサーさんの紹介のときw)
突然ポンとコンサートにお邪魔した私なんぞが何かコメントを書くのは良くないよなと思うような選曲が、セットリストの中に数曲あったんです。ドームツアーをしたら全ての箱を埋められるような大きな存在になった今の彼と、長い間共に歩んできたファンの方がきっといて。「真面目にやるのよ」と踏ん張ってきた皆さんの力があったからこそ、私を含めたこの大人数が今この場所で時間を共有できているんだなあと。
そう思ったら、5万人の人々がみんな揃って恋ダンスを踊る空間があまりにも感動的で、あんな明るい曲でボロボロに泣いた。泣きながらめっちゃ踊りました。
あと、曲間の静かになったところで「源さーん!」とか「源ちゃーん!」って呼ぶ声が聞こえるときがあったんです。黄色い声から野太い声からちびっこの声までいろんな声があって、「ああ、本当にいろんな人に愛されてるんだなこの人は」と思いました。
「源さん」って呼び方素敵だなぁって。親しみやすさと尊敬の念が程よく感じられるし、呼びやすい。ここまでの長い長いブログの中でずっと「星野源さん」と呼び続けてきたけど、もう少しフランクに呼びたいし長い()ので、これからは「源さん」って呼んでもいいですか?ってか呼びます。勝手に呼びます呼ぶことにします。笑
そして、今回のアルバムとツアーは「POP VIRUS」という名前だったんですが、これに行ってきたという方々のコメントを見てて一ついいなあと思ったのが、みんな「感染してきました」って表現を使っていたんですよ。NEWSの去年のアルバム&ツアーが「EPCOTIA」という宇宙旅行がテーマのものだったんですが、そのときにみんなが「宇宙旅行に行ってきます!」「無事帰還しました!」って表現していたのが個人的にとても好きだったんです。(急にNEWSの話)
だから、「感染してきました」という表現も個人的にめちゃくちゃ好きです。好きなので使わせてください。ってか使います。勝手に使います使うことにします。笑
2019年2月28日、私は源さんのウイルスに感染しました。
めちゃくちゃ長いし完全に思い出日記みたいになってしまったブログを最後まで読んでくださった方がいたら、本当にありがとうございました。
10000字ほど書きました。長くなり過ぎました。想定の3倍くらい書いてしまいました。笑
それくらい素晴らしいものだったんです、ということが伝わっていたら嬉しいです。
ご清聴ありがとうございました!
☆オマケ☆
人生で初めてコンサートという空間に足を運んだ弟に、終わってすぐの帰りの電車で感想を聞いたら、「人生で初めて『感動して泣いた』。それくらい良かった。」と言っていました。
源さん、弟に『感動して泣く』を経験する機会をくださりありがとうございました!