世界にほんの少しの彩りを、

何年経っても色褪せないような、大事な大事な一日にしよう。

"当時"を経験すること。

 

私は、NEWSが4人になってからのファンだ。


私は、「ファンになったキッカケ」のことを、"奇跡的な巡りあわせ"だと思っている。その時その瞬間その感情の自分でなければ、同じものを見てもファンになるほどハマらなかったのではないかなぁと思っているから。運命論を信じているというわけではないので、「NEWSを好きになるのはずっと前から決まっていたんだ!」とは思っていないけれど、何かにハマるのってタイミングだよな、とは思う。

そのタイミングでそれを見たから好きになった。

だから私は、たまたまMステの「さくらガール」を見たタイミングでもなく、松潤を見たいからと録画してまで見ていた「失恋ショコラティエ」でライバル店の超イケメンなお兄さんを見たタイミングでもなく、10thのDVDを買って見たタイミングで、ファンになったのだ。

なので私は、このタイミングでNEWSを好きになったことを"奇跡的な巡りあわせ"だと思っており、後悔しているわけではない。

だが、「もし、自分が好きになる以前の事象を、当時NEWSファンとして見ていたら、私はどんな気持ちになるのだろう」ということに興味が沸いたことはあった。

もし私が、当時突然山Pと錦戸くんがNEWSを脱退することを知ったら、何を思うのだろう。
もし私が、当時KちゃんNEWSで脱退の話をする慶ちゃんの声を聴いていたら、何を思うのだろう。
もし私が、当時テゴマスのまほうに入って「さくらガール」を歌う二人を見ていたら、何を思うのだろう。
もし私が、当時NEWS4人がシングル発売とベストアルバム発売とライブ決定を報告するラジオを聴いていたら、何を思うのだろう。
もし私が、発売当時「チャンカパーナ」と「フルスイング」を聴いていたら、何を思うのだろう。

これらのことがあった"事実"は知っている。ファンになったのちに調べたら出てきたから。山Pと錦戸くんが脱退したことも知っているし、「さくらガール」を歌うテゴマスをDVDで見たこともあるし、文明の利器を使って脱退の話をする慶ちゃんの声と4人が嬉しそうに報告する声を聴いたこともあるし、「チャンカパーナ」と「フルスイング」を聴いたこともある。

でもその当時のファンの方々が"どんな気持ち"だったのかは、調べても出てこない。
よってその当時私がファンだったら"どんな気持ち"だったかなんて、どうやってもわかりっこない。

そして、"どんな気持ち"になるのだろうということについて興味が沸いたことはあったけれど、決して憧れたことはなかった。

何度か「脱退の時にファンじゃなかったことを悔やんでいる」、「脱退の時にファンでいてNEWSを支えたかった。あのころのファンが羨ましい」という内容のメッセージをもらったことがあった。その思いを否定するわけではない。そう思う人がいることも理解できる。でも、私自身は悔やみも憧れもしていなかった。


だって、絶対辛いじゃん。絶対悲しいじゃん。


自分が応援しているグループの脱退報道なんて見たくないし、当時のファンの方々も見たくて見たわけじゃないんだから、辛くて悲しかっただろうなということは、調べても出てこなかったけど、想像はしていた。「ファンにならなきゃ良かった」って後悔したりするのかな、とも想像していた。それくらいの想像はしていたけれど、いざ自分がその状況に置かれたらどんな気持ちになるのだろう、ということまでは想像できなかった。

 

 

 

 

2018年6月7日の夕方にミヤネ屋で速報のニュースを見た瞬間が、私のNEWSファン人生において最も辛かったし悲しかった。

脱退報道とは全く内容が違うから、直接比較できることではないのは重々承知している。しかし、自分が応援しているグループのマイナスな報道を見るって、想像の何倍も何倍も辛くて悲しかった。

 


でも。

私は、今回の報道より前にNEWSを好きになったことを、後悔しなかった。数日経った今も後悔していない。

もし2018年6月7日以降の未来でNEWSを好きになっていたら経験できなかった"当時"をたくさん経験することができたから。知ることができなかった感情をたくさん知ることができたから。見ることができなかった景色をたくさん見ることができたから。NEWSにたくさん幸せにしてもらったから。

これからもいろんな感情を知りたいし、いろんな景色を見たいし、もっと幸せになりたい。
知ることも、見ることも、幸せになることも、全然諦めてない。

匿名のメッセージが受け取れる場所で「お花畑の代表のような人ですね」と言われたけれど、本当にこれが本音だから、もうどうしようもない。

NEWSを好きになったことを後悔していない、これからもNEWSと一緒にたくさんの"当時"を経験していきたいと思っているファンがいることが、NEWSに伝わってたらいいなぁ、伝わってほしいなぁ。

そう思いながら、手紙とハガキをいっぱい書いた土日だった。